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Public ・ 02.14

2026.02.13 (Fri)
読者に感想を委ねている映画、メッセージを映画から読み取らないといけない映画 ルドルフが転属になった時に、彼の妻がこの家に住み続けたいというシーンが印象的。 もうひとつは、最後ルドルフが階段を降りながら嘔吐するシーン。 2つのシーンから、ホロコースト、戦争などに対する関心の有無が見られたように感じた。ルドルフはアウシュビッツの司令官として、ユダヤ人虐殺を自分ごととして、つまり関心の対象と捉える。作中では明らかにはされていないが、ルドルフが転属のことを妻に打ち明ける際、言いにくそうにしていたのはもちろん今の裕福な幸せを続けることができなくなるかもしれないということもあると思うが、殺人を犯すことに嫌気がさしたからではないかと読み取れる。最後に階段で嘔吐するシーンにもこのことが読み取れる。ルドルフはそのシーンの直前に、上官からハンガリー作戦の中心になるように命じられている。その直後に嘔吐しているのは、やはりルドルフはアウシュビッツを司令官として自分ごとと捉えざるを得なくなり、ルドルフにとってはそれが辛いことだったのではないかと考えた。 一方で、ルドルフの妻自身は、アウシュビッツの存在は、隣の建物という認識でしかなく、自身の裕福な生活を守るために夫の転属には反対していた。このことは妻のアウシュビッツに対する無関心さを象徴しているとも言えるだろう。 以上のことから浮き出る映画の最も大きなテーマ、メッセージは無関心の暴力という言葉が当てはまると思う。当事者が当事者として認識せず、知らないふりをすることはとても簡単で誰しもしそうになってしまう。日常生活に潜むあらゆるものに関心興味を持つことが大切なのではないか?