전체 공개 ・ 04.03 ・ 스포일러 포함

2025.03.06 (Thu)
待望のウィキッド実写化後編、初日レイトショーに駆け込んだ。 思えば2012年頃から実写化の噂があったこの作品。2026年になってようやく後編まで見ることができて感無量以外の言葉が見つからず、エンドロールまで泣きっぱなしであった。改めて、ウィキッドという作品が持つパワーに圧倒されたという感想が一番大きい。 今作品はオズの魔法使いベースのファンタジーものではあるが、描く内容は非常に社会的で、身につまされる描写も数多くある。きょうだい格差に始まり、スクールカースト、異民族との対立・差別、政治の腐敗などなど……特に後編は顕著で、嘘か真かは関係なく、人は信じたいものしか信じないということが徹底的に描写される。舞台を見ていた時はこの作品汚い大人しか出てこない!と思っていたが、今回映画版を見てその大人側にも色々事情があった上であんな悪辣なことを…………という感想に変化しつつある。 エルファバの体制に徹底抗戦しよう!って気持ちも、グリンダの体制に寄り添いながらできることを探ろう!という気持ちにもどちらも共感できる。双方正義があり、悪があり、信じるものがある。わかりやすい勧善懲悪に帰結しない、複雑な人間模様は舞台版からの最大の魅力だ。 ウィキッド、歳をとるごとに鋭角に突き刺さる作品だなあという実感が強まった。 前編ラストで別離を選んだエルファバとグリンダ。後編では彼女たちの異なる生き方が繰り返し比較される。その魅せ方が心に来るシーンも多く、特に結婚式で幸せいっぱいのグリンダ・収容された動物を見て途方に暮れるエルファバの二分割の対比には胸が締め付けられた。 幸せな結婚式のシーンから一転、グリンダの婚約者であったフィエロはエルファバの元に去り、グリンダは取り残されてしまう。 舞台版も似たようなシーンはあるが結婚式当日ではなかったため、苦しさに拍車がかかりまず一回号泣した。確かにグリンダはフィエロの持つ違和感に目を瞑り続け、愛されたいという欲求を優先した愚かさもあったかもしれない。それでも「選ばれなかった」というグリンダの叫びに涙が止まらなかった。 (年々グリンダに感情移入しすぎて辛くなってる気がする) それでも、すべてを超越してエルファバとグリンダが最強の友情で結ばれてること、その事実に一番心を打たれたような気がする。後半フィエロを巡ってかわいらしいキャットファイトを繰り広げるのは舞台版でもおなじみのコメディシーンで、わりと再現度が高くて嬉しくなった。 For Goodの歌詞が美しすぎてここでも一回泣く。お互いがお互いのことを一番に想っている、そんな親友がいることに羨ましささえ覚えた。 アラサーにもなるとお互いの環境や価値観の変化でかつての友情を維持するのはとても難しくなる。それでも出会った事実は変わらない。あなたと出会えたおかげで私は良い方向に変わることができた、そういった人間関係を大事にしていきたいと思った。 エンドロール終盤、全世界で上演を続けるウィキッドの舞台に関わる人々への謝辞で締めくくられたところでまた号泣した。全編通して舞台版へのリスペクトであふれており、この作品が好きでよかった!と改めて思った。映画を踏まえた上で舞台もまた見返したい。