전체 공개 ・ 02.19

2026.02.18 (Wed)
九龍城砦Ⅰ 囲城、映画版のトワイライトウォリアーズの前日譚に当たるストーリー。映画版ではさらっと触れられていた龍捲風(阿祖)の過去を描く。昨晩一気読みしてしまい、深夜2時に途方にくれるほど熱中してしまった。 少年漫画感が強かった前作の囲城とは打って変わって、ダークでビターな黒社会が余すところなくふんだんに描かれていてすごく良かった。ただの男であった阿祖が香港で頭角を表してゆき、いつしか龍捲風と呼ばれ神様のような存在になっていく。そんな彼の奮闘と孤独が丁寧に描かれており、ページをめくる手が止まらなかった。 敵対する組織に属してるとは知らずに友好を深めていくジムと阿祖のシーンが切ない。お互い認め合える唯一無二の親友に出会えたのに、どうにもならない理由で決裂してしまい、無常感に包まれた。なるほどロミオとジュリエット。 (この辺りのシーン、小説では後半かなり尺があるが、映画版では短い髭剃りと決闘のシーンに集約されているのですごい) わたしはフィクションの悪人が大大大大好きなので、雷震東のド畜生っぷりにずっと最高になっていた。やることなすこと全部同情できなくて、最高。 時系列的には今作・龍頭と囲城の間に信一の少年時代を描いた信一伝があるらしく、続けて読もうと思う。 龍頭、映画化決定してるんですか!?!?と心が乱れる。実写化がとても楽しみである。