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전체 공개 ・ 2025.03.13

2025.03.12 (Wed)
2011年3月11日。東日本大震災の起きたその日に、新日本フィルのパートナーに就任したダニエル・ハーディングがマーラーの5番を振った時のドキュメンタリー。 イギリス人のハーディングは人生で初めて地震を体験した。団員はなんとか集まり、コンサートの実施を決定した。チケットは完売だったが、実際に来たのは105人。マーラーの大編成でオケは90人以上いたので、観客と変わらない人数。 しかし、その演奏は神がかっていた。当日のオケ事務局が撮ったビデオを再生しながら、ハーディング、オケメン、観客が演奏を振り返る。大槌出身のホルン奏者、仙台出身のペット奏者。4楽章アダージェットで活躍するハープ、ヴィオラ。5楽章の冒頭のホルンに託された思い。 観客の1人が言った、あんな出来事の日に自分が素晴らしい音楽を体験できたことの後ろめたさと、ずっと聴いていたいという気持ちに揺れ動いた、という感想は、抗いようのない自然の力と、人間がその営みの中で紡いできた音楽の力のいずれもが同居した体験だったことを物語っていた。 それにしてもたまたまだが選曲がマーラーの5番。葬送行進曲からはじまり、嵐、そしてアダージェットからフィナーレへ。この日起きたこと、そこからの希望を表すのにこれ以上の曲はなかろう。素晴らしい感想戦であった。