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전체 공개 ・ 2025.05.09

2025.05.08 (Thu)
作品の位置付けとしては、足利尊氏・直義兄弟と高師直の三者の視点から描く「よみもの太平記」と表現できようが、とてもその枠には収まりきらない大作である。 人間描写の秀逸さによって、尊氏のお気楽加減、直義の優れた政治感覚、師直の狡猾さなどが目に見えるかのようだ。 歴史の中で割と触れる機会の少なかった、鎌倉幕府の終焉と室町幕府の成立、南北朝の迭立と南朝軍と足利方の大義名分などが非常にわかりやすく理解でき、その点でも優れている。「逃げ上手の若君」と本作で、その時代の背景が、人物像とともに明瞭になるだろう。もっと早く出会いたかった、というAmazonのレビューを目にしたが、まさに同感である。 朗読の菅沢公平という人は不知であったが、オーディオブックの仕事を結構している人のようだ。大変落ち着いた声質で、1.5xでも耐えられるトーンであった。その声も手伝い、超のつく長編であるが飽きることはなかった。 読後には、「大河で観たい」と強く思った。来年が「豊臣兄弟」で、秀長と直義は役割的にも似た部分が多いから、数年以内には無理かな、と思いつつ、郷敦と真剣佑の実の兄弟なんか面白いかも、とキャストの想像をしてしまう。