ほっこりしたタイトルからは想像もできないストーリー。みんな普通だけど人間らしくてちょっと意地悪、悪人も善人も出てこない。キーとなる芦川さんだけ彼女目線の章がないので本心が分からないままだけど、善意の塊のような彼女の言動ひとつひとつが周りの人を息苦しくしていく様はとてもリアルで、言いようのない嫌悪感を覚えた。良い人だから、悪口の言いようがないからムカつく…表ではみんなあの人のこと褒めるけど本当はイライラしてるでしょう?こういう気持ちを誰かとその周りの人間に抱いたことのある人はきっと深く頷きながら読めるはず。